K学園
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現 状:解体作業中
所在地:大阪府
撮影日:2008年4月

保存度 ★★☆☆☆
危険度 ★☆☆☆☆
廃墟美 ★☆☆☆☆

*評価は撮影時点での主観によります。

 山の麓の住宅街の中に存在する、廃校のような建物。
 ここは昭和25年4月に開設されたという、公立の児童養護施設だ。
 1999年4月に廃園となって以降、廃墟のまま放置されている。
 だが、ちょうど訪問した日あたりで、
 解体作業が開始されたようである。

 ネット上に名前が出始めたのは最近のことだが、
 地元では有名な廃墟だったらしい。
 それゆえ、内部は荒らされ、サバイバルゲームの跡や落書きが酷い。
 侵入防止のため扉が溶接された箇所が多数あり、探索は困難である。

 そこに、かつての学び舎としての面影はない…。











 地図を頼りに住宅街を行くと、難なく発見することができた。






 入ることが出来たのは、建物の左手の方からだが、

 やはり探索するなら正面玄関から見ていった方がいいだろう、

 ということで正面に回った。
 玄関に近付いてみる。



 この建物は斜面に建っており、

 玄関からいきなり階段が始まる構造になっている。





 その隣には小さな倉庫があった。










 中をのぞいてみると、

 そこには大量の教科書や参考書などが積み上げられていた。


 比較的新しい問題集から、古そうな教科書などもあった。





 それらは全て荷造りのビニール紐できっちり縛られている。










 高校入試対策の問題集。


 高校受験を控えた年齢の生徒もいたということだろう。





 処分しようと括ってここに集めたが、

 結局そのままになってしまったのではないだろうか。










 その横にある石段。



 この建物が斜面に建てられていることがよく分かる。
 ここで、引き返して建物の中から見ていくことにした。
 内部に入ると真っ暗だった。

 懐中電灯だけを頼りに階段を上へ。




 最初にある部屋に入ってみる。


 どうやら事務室のようだ。
 机の上には火を燃やした痕跡があった。



 ここに来て、この廃墟が随分荒らされていることを知った。
 真っ暗な廊下を進むと小さな部屋があった。

 入り口にはこんなちりとりが。



 扉を押してみると鍵はかけられていなかった。
 四畳半くらいの小さな部屋だった。
 押し入れには布団が崩されもせず、そのまま積まれていた。
 配電盤や避難経路の図がある。


 宿直室のような部屋だったのだろう。
 部屋の隅に落ちていた新聞は、

 この施設が閉鎖される前月の日付けになっている。




 今から9年も前のこと。
 廊下を更に奥へ進む。


 真っ暗な中を照らしてみると、こんなありさま。




 これはサバイバルゲームのバリケードだろう。




 上を歩けないこともなさそうだが、

 他にも道はあるかもしれないのでやめた。
 横のロッカーの側面の落書き。


 「俺」の字が間違っている。
 廊下を真っすぐ進むと、ボイラー室があった。


 その向こうに中庭が見える。
 中庭には出ずに真っすぐ進む。




 外からの光が入ってこないため、廊下は朝なのに真っ暗である。

 フラッシュに頼った撮影が続く。




 廊下の横にはトイレ、浴室などがあった。

 その隣には洗濯機と流しのある部屋。

 当然、生活するなら洗濯をする必要もある。
 そのまま進むと、食堂に出た。


 そこは酷い荒らされ方だった。



 床には食器やガラスが散乱し、残されている物も

 どれがどこにあったのか、全く分からないほどだった。
 UFOのような物がぶら下がっている。

 よく観察しなかったのでこれが何なのかはわからない。
 食堂の横から中庭に出ることができる。

 やっと、薄暗い空間から解放された。





 なんとなく見てみると、

 向うの木で、何かが風に揺れている。
 それは、木の枝に吊るされたぬいぐるみだった。
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